ダラ奥日記

ダラ奥タモちゃんのマニアックな日記。

マタハラ

結婚って楽しいなぁと思います。

私はだらしなく、底の浅いダメな人間ですが、夫は大変勤勉で優しく穏やかです。

お互い、その日の出来事を必ず話し合うし、嫌なことやムカついたことをいつも聞いてもらいます。

また私たちはかなり長くDINKSだったので、その頃は今よりもっと仲良かったです。

庶民なんで、子供を作らなければいけないってのもなく、ってか、私がかなり自己中な人間なんで、子供とか育てる自信もなかったです。


最初の子を作ろうと夫婦で話し合ったときに、不妊検査に行きました。調べると私に多少問題があり、治療した方がいいと言われ、排卵促進の薬を貰い、また、高温期が持続する薬も処方されました。

しかし、「なんだかな?なんか違うかも」と気持ちがついていかず、通院をやめてしまいました(笑)。

それからは一応、自己流で頑張ってましたが、結局子供はできないので、暴飲暴食に走り、子供のない人生のスタートを切った瞬間、ポッコリできました。

年齢も高齢でしたし、周りで不妊治療をしている友人たちには「え?治療してないよね??自然にできたの?すごい」と驚かれました。

ここで夫婦でなぜ妊娠できたかを分析しました。

私のようにヤル気もなく、そこまで子供を欲しいと思ってなかった人間ですら、作ろうと頑張ってるときには多少のストレスがあり、それが影響していたのではないか、作る気が失せた(ただし、私のみ)途端、ストレスから開放され、着床したのではないか、など。

って、ことで何が言いたいかと言いますと、周りが世継ぎ世継ぎ!早く世継ぎ産め!なんてプレッシャーをかけると、できるものもできなくなるのではないか、ということです。

今の天皇家の世継ぎ問題は国民にも責任がある気がします。

子供が生まれて、いなかったときとは違う大変さや喜びもあります。
でも、夫婦二人で過ごしていた日々はやはり本当に楽しかったですし、あれがずっと続いていたら続いていたで、それは幸せだったと思います。


そして男の子でも女の子でも同じくらい可愛いです。同じ期間、お腹にいて同じ痛みで産みます。


私の周りでは不妊治療をしている友人が結構いますし、人口受精や体外受精で出産されてる方々も大勢います。

治療を何年もして、最終的に子供のいない人生を選択した友人もいます。

そういう人に「早く産め」とか産んだら産んだで「あんたが男の子を産まないなら弟んちに産んでもらうわ」とか言います?

私たち、日本国民が皇后陛下にしたことは、度を越したヒドいマタハラだったということを忘れてはなりません。


子供がいなくても夫婦だし、子供がいても夫婦です。

ただ、皇室がそのような感覚で語れる世界でもないことを留意することも大切です。
皇室の存在意義は血を繋げることですから。


天皇皇后両陛下のように聡明で賢いご夫婦にはおよそ対極にある世界ですし、そこの価値観の中で結果を出さなければいけないというプレッシャーにさらされたことは、お二人にとって本当に苦しかったと推察いたします。


存在意義のみで議論すれば、繁殖力のみに長けている方が相応しいのかな、なんて思います。